点 名  a@1695  種  別  二等水準点
所在地  倉敷市児島唐琴町東端の国道430の路床脇:砂浜
コード  ? 標 高  ?m 
設置日  「点の記」は 不明
概  況  新型コロナの第7次感染が危惧される中で迎えた今年の「海の日」、 渋川の海水浴場の様子等を見た序に国道430を西に向かう。道路南側の海浜は釣り客や子ども連れの家族で賑わっていた。折角の機会なので珍しい貝殻の収集を思い立ち、道路脇の駐車場に車を停め、海浜を散策しているうちに道路脇直下に標石があるのを発見、近づいてよく見るとナント水準点の標石ではないか!興奮して写真を撮り、どうしてこんなところに?と思い、考えてみると、国道430の拡幅整備をした際に移設したものと思われる。
 帰宅して改めて「点の記」等を探すも該当する資料は見つからず。どうやら「亡失」扱いになっているようだ。ザンネーン。(2022.07.18)

*以下の写真は何れもクリック大

標石の南面
標石の東面
標石の西面
東から見た標石(地上部54p)
側壁側から見た標石
標石付近から南に瀬戸大橋が見える
 
標石付近から北に【王子が岳】の尾根 が見える
 標石付近から西に【岩滝山】等が見える
 
標石付近から東に【大槌山】が見える 

*地形図はクリックで大

 昭和40.10.31発行の地形図
  岡山県立図書館で図歴地形図を調べてみると、新割山(【王子が岳】)の南麓に水準点の地図記号(3.8m)1695が記載されているのは昭和40.10.31発行の地形図が初見で、昭和48.6.30発行の地形図には該当する地図記号等はない。また、渋川海岸北の水準点(2.7m)1694も昭和40.10.31の地形図が初見で平成5.2.10発行の地形図にも記載されているが、現在の地形図には記載されていない。(平成22年の基準点リストには「亡失」と記載されている)
 なお、西の【岩滝山】の山麓東にある2等水準点(3.5m)【1696】は、昭和40.10.31の地形図が初見で現在の地形図にも記載されている。これらのことから、水準点標石が国道430の拡幅整備などの環境変化により存廃が分かれたものと思料される。